「明日何時にくるの?」


「お昼すぎ…だと思う」


当たり前のように聞かれ、思わず綾は答えてしまった。


「じゃあまたここ集合ね。だせー名前の神社行こうよ」


「だせー名前の神社」というフレーズに、思わず綾の口元がほころんだ。


綾が大人以外の人に笑ったのは、数ヶ月ぶりだった。