「綾も行ってないじゃん」
あっけらかんとしてリョウは言う。
「ずっと図書館にいるの?」
リョウが聞いたので綾は蚊の鳴くような声で「わからない」となんとか答えた。
叔母の家には取り敢えず一週間の約束で、その間どこに行くかは決めていなかった。
ただ、田舎で行くところもないしと、今日は図書館に連れてきてもらった。
極度の人見知りの綾を気遣い、恵子おばさんは綾が一人で楽しめる場所を色々考えてくれたのだった。
「明日は?」
綾が「わからない」と言うと、リョウは「じゃあ図書館で待ち合わせしよう」と言った。
「え?」
戸惑う綾に、リョウは
「遊びに行こうよ」と提案した。
あっけらかんとしてリョウは言う。
「ずっと図書館にいるの?」
リョウが聞いたので綾は蚊の鳴くような声で「わからない」となんとか答えた。
叔母の家には取り敢えず一週間の約束で、その間どこに行くかは決めていなかった。
ただ、田舎で行くところもないしと、今日は図書館に連れてきてもらった。
極度の人見知りの綾を気遣い、恵子おばさんは綾が一人で楽しめる場所を色々考えてくれたのだった。
「明日は?」
綾が「わからない」と言うと、リョウは「じゃあ図書館で待ち合わせしよう」と言った。
「え?」
戸惑う綾に、リョウは
「遊びに行こうよ」と提案した。


