夕餉を食べつつ

光の事を考える


新選組で女中をしていた頃が
彼女らしく輝いていたように思うと
いるような気がした


「山崎!」

「ッゴホ!!!なんだよ!急に!」


沖田が抗議の眼差しを向ける


「なんや?」

沖田の部屋に降り立つ山崎に


「八木邸と前川邸に行ってくれ!
慎重に気配を消していけ!
そこに光がいたら、さらってこい!」

「…」


土方の目、声色は本気


「御意」



山崎が行った後


「気を使ったのか?」

「いや、俺もそこにいると思った
ほら、家茂様言ってたろ?
新選組に戻りたいと泣いていたって
方々探したが見つからなかったが
あそこだけは、眼中になかった」