光が一呼吸置いて

「私は、幕府軍の先陣へ
幕府軍の采配は、私がします
後ろは、新選組
陣形、配置全て任せます
この戦の給金は、幕府軍に合わせ
皆、一律とする」


ザワザワと声が上がる


「勝手に発言しないで!
言いたい事があるなら挙手して!」


「新選組を贔屓するのは、わかるが
給金一律とは、新選組がただ働き同然ではありませんか?」


「新選組だけよ
人々の為、家茂様の為に尽力したいと言ってくれたのは…
だけど、貴方達は身分だの手柄だの
給金だのそんなことばかり!
私は、家茂様に勝ち星を差し上げたいの
絶対に負けたくないの!!
背中を預けるなら、信頼出来る人に頼むのは、自然の流れ
はぁ…はぁ…」

光の呼吸が乱れる