確かにポンちゃんの言うとおりだ。
だって、私の本業はアイドル。
普段はステージからたくさんのファンたちに向かって歌ってるのに、いざ客席に座るとなったら、こんなに緊張するなんて…
私はどうかしている。
でも、そんな、どうかしちゃっている自分を、どうにもできないのだ。
そのくらい、五十嵐蒼が好きでしかたない。
今朝だって昨日だって、夢に出てくるのは、蒼ばかり。
仕事で何度か、直接に会っている。
でも、そのたびに緊張してしまい、会話すらできないまま。
番組の収録で一緒になっても、蒼のトークに聞き入って、
…なんて率直で飾らない人なんだろう…
なんてしみじみしたり、スタジオのひな壇の後ろから背中を眺めているだけで、胸が熱くなって泣きそうになる。
同じ空気の中にいられるだけで、満たされちゃいそうになるのだ。
けれど、そんな自分が恥ずかしくて、いざ蒼を目の前にすると、思わず逃げてしまう。
情けない。
表向きは元気で明るいアイドルを演じている私。
でも、彼を目の前にすると、寒さで死にそうな小動物のように弱気でどうしようもない存在になってしまう。
蒼の、透明感のある茶色い瞳で見つめられると、朝起きてから夜ベッドに入るまで、ずっと蒼の事を考えてることを見抜かれてしまいそうで怖くなるのだ。
だって、私の本業はアイドル。
普段はステージからたくさんのファンたちに向かって歌ってるのに、いざ客席に座るとなったら、こんなに緊張するなんて…
私はどうかしている。
でも、そんな、どうかしちゃっている自分を、どうにもできないのだ。
そのくらい、五十嵐蒼が好きでしかたない。
今朝だって昨日だって、夢に出てくるのは、蒼ばかり。
仕事で何度か、直接に会っている。
でも、そのたびに緊張してしまい、会話すらできないまま。
番組の収録で一緒になっても、蒼のトークに聞き入って、
…なんて率直で飾らない人なんだろう…
なんてしみじみしたり、スタジオのひな壇の後ろから背中を眺めているだけで、胸が熱くなって泣きそうになる。
同じ空気の中にいられるだけで、満たされちゃいそうになるのだ。
けれど、そんな自分が恥ずかしくて、いざ蒼を目の前にすると、思わず逃げてしまう。
情けない。
表向きは元気で明るいアイドルを演じている私。
でも、彼を目の前にすると、寒さで死にそうな小動物のように弱気でどうしようもない存在になってしまう。
蒼の、透明感のある茶色い瞳で見つめられると、朝起きてから夜ベッドに入るまで、ずっと蒼の事を考えてることを見抜かれてしまいそうで怖くなるのだ。
