雨が降る6月の夜、私は一人で繁華街の人通りの少なく治安の悪い場所に居た。



潰れたゲームセンターのバックヤードにある階段に座ってただぼーっと時間が過ぎるのを待って居た。




「ねぇねぇ〜、そこの君暇ならこれから俺らと遊びに行こうぜ〜!」



頭の悪そうな二人組が話しかけてきた。



ナンパされるのなんてしょっちゅうのこどたからいつものようにシカトした。



大抵の人は愛想がないからって諦めて帰ってくれる。



しかし今日の男たちは違った。



「な〜に〜?シカト〜?ひどいなぁ」



そう言って強く腕を掴まれた。



夕方に凌駕に殴られたところだったから激痛が走って、思わず顔をしかめた。



「あれれ、痛かった??ごめんよ〜」



「離して」



鋭く睨むよう言った




「おっと、そんな怖い顔しないの〜、すぐに楽しくしてあげるからさ」



「嫌だ、離してよ。触らないで!!」