「じゃあ、下の奴らにも美愛ちゃんを紹介しに行くか」




奏さんがそう言うと蓮君がソファーから立ち上がって





「行くぞ」





と言った。




下の奴らってさっきのカラフル集団の事だよね。




あんな大人数の中自己紹介しないとなの




無理、緊張して倒れそう。




私以外の四人は立ち上がって部屋の外に出ようとして居た。




私が立ち止まっていると秋帆君と目が合って




「何してんの?早く来いよ」




と急かされた




とりあえず「うん」と頷いてみるも、緊張して足が動かない。