そして、蓮君が「お前らもしろ」と言ってやっと金髪のひとが口を開いた。




「黒崎 龍也」



名前だけ述べて口を閉ざした。




そして赤茶色の髪の毛の人も渋々と名乗った。




「立花 秋帆・・・なぁ、お前はなんで俺らの仲間になった。」





「え?」





思ってもなかった言葉に戸惑いを見せてしまった。





「大した理由がないなら出て行けよ。」





この人は凄い仲間思いなんだ。




だったら、私がちゃんと彼らと仲間になりたいことを伝えないとだよね。




「秋帆君は仲間思いだね。
私には仲間と呼べる人なんかいないの。
これから話すことは別にあなた達から同情を貰いたいわけじゃない。ただ事実をありのままに話すだけ。」




フゥーっと一息置いて