「美愛、コイツらに自己紹介しろ。」
コイツらとはきっと金髪の人と赤茶色の人にだろう。
金髪の人はギロッと私を睨むように見るし、赤茶色の人は私に一切興味がないのかちっとも私の方は見ていない。
正直に言えば怖いし、空気が重い。
でも、仲間にしてもらう身分だからそんなことは言っていられない。
でもさ、ちょっとくらい和やかな空気にならないのかな。
本当に怖いんだけど。
がんばれ美愛、ファイト美愛
と自分を励まして一息ついてから自己紹介をした
「如月 美愛です。よろしくお願いします。」
とはいっても、怖くて名前しか言えなかった。
ペコリとお辞儀をした後、二人方を見てみるけど相変わらずだった。
