ならと峯岸は身体が結ばれるまでに時間はかからなかった。

2人にとってはとても自然なことだったからだ。
ならは峯岸に抱かれている時間も幸せそのものだったし、峯岸もならのことが愛おしくて仕方なかった。

峯岸はいつも「すき」と言いながら、ならの長い髪を撫でる。
ならはとろけるように、峯岸の腕の中にすっぽりと収まる。

峯岸はクイッと優しくならの顔を自分の方に向けると、何度も何度もキスをする。

それはいつも幸せな時だった。