昼食を済ませた私達は、ようやくあのお屋敷に到着する。

荷物を下ろすと、私は真っ先にスーパーに向かった。そしてしこたま掃除用品や食料品など‐米すらないことが発覚した… を買ってお屋敷に戻った。


ちなみ清貴さんはお仕事で自分の部屋に篭られている。
さすが社長であるが、自分の部屋のペットボトルぐらいは処理していただきたいものだ。


私は掃除をする前に、あのお稲荷様にご挨拶に行くことにする。

圭ちゃん曰く『ずっと続けられそうな範囲のことをやってあげなさい』とのことで、毎日お米を供えることにした。
それに今日は私の初日なので特別に、油揚げも供える。眷属のきつね用。
そして「今日から宜しくお願いします」とご挨拶をして、私は部屋の掃除に取りかかった。