圭ちゃんの着替えも終わり、全ての片付けが終わると、もう日が少し傾いている時間だ。
帰ると夕拝の時間なのでちょうど良い。

「で、清貴。どうすんの?これから」

そう、まだまだ片付けは終わりそうにないのだ。


「うーん………どうするかなぁ……………」
頭を捻って、考えてる社長。

「あんまり家政婦雇うのはしたくないし…かと言えば俺も時間ないし………」


また荒れ放題に戻るのは……正直避けたい(主に売上面で)


「まぁ庭は庭師紹介するにしても…………ぁ、そうだ」

にやっと笑った圭ちゃんは‐私の肩をポンと叩いた。


「こは、一緒に住んじゃえば?」

「……………はぁ?何言ってんの?」

「だってもう『行かず後家』じゃなくて『行けず後家』だしい?
もう夕湖とちかで家のこと何とかなってんじゃん」


確かに………そうではあるけれど………!
でも行けず後家とは酷い。


「身元は保証できてるし、家事は叩き込まれたから完璧。何かあったら俺に言えば何とかする。
まぁ同じ会社という問題あるけど」

いや、それが問題なんです。
私毎回バトルしてるんですこの人と。
それが毎日だと寿命が縮まりますホント(口に出しては言えないが)


「いやさすがにそれ…」
「じゃぁよろしく」

…今、何て言いました?社長。