そして三人で掃除をすること一時間。
祠周辺で抜いた雑草は五袋にもなり、作ったウエスは軒並み真っ黒。
しかしくすんでいた石の祠は、本来の石の色であるグレーがはっきりとわかるまでに汚れが落ちている。
「とりあえず、今日はここまでにしよか。
そろそろ終了しないと夕拝に間に合わないから」
夕拝=神社で夕方やるお参りだが、まだ日は高い。
「まだ大丈夫じゃないの?」
「いや、せめて稲荷祝詞(いなりのりと)ぐらいは奏上してくから準備する。
金はたっぷり頂くからな」
そうニコッと笑った圭ちゃんは、そそくさと車に戻っていく。
そして残った私と社長。
何か………すごく気不味い。
「………ゴミはどうしましょうか?」
「そこの裏手…って案内するから」
いや、案内しなくていいです口頭でとは言えないので、ゴミ袋抱えた社長に着いていく。
君主様が落ち葉が入ったゴミ袋を抱えてる……その姿は不似合いすぎて何だか笑えてしまう。
祠周辺で抜いた雑草は五袋にもなり、作ったウエスは軒並み真っ黒。
しかしくすんでいた石の祠は、本来の石の色であるグレーがはっきりとわかるまでに汚れが落ちている。
「とりあえず、今日はここまでにしよか。
そろそろ終了しないと夕拝に間に合わないから」
夕拝=神社で夕方やるお参りだが、まだ日は高い。
「まだ大丈夫じゃないの?」
「いや、せめて稲荷祝詞(いなりのりと)ぐらいは奏上してくから準備する。
金はたっぷり頂くからな」
そうニコッと笑った圭ちゃんは、そそくさと車に戻っていく。
そして残った私と社長。
何か………すごく気不味い。
「………ゴミはどうしましょうか?」
「そこの裏手…って案内するから」
いや、案内しなくていいです口頭でとは言えないので、ゴミ袋抱えた社長に着いていく。
君主様が落ち葉が入ったゴミ袋を抱えてる……その姿は不似合いすぎて何だか笑えてしまう。



