「あれ?立花さん?」

教室に入ってくる日野くん

「…っごっめん」

悲しそうな顔をして近づいてくる日野くんに謝る

「謝ることなんて、何もないよ」

泣きじゃくる私を抱き、胸を預けさせてくれる

疲れが軽くなった気がする

「落ち着いた?」

大人しくなった私に気付き気を使ってくれる

「…うん」

日野くんの胸を自分から引き離す

私の目はきっと真っ赤に腫れているようだった

「言える範囲手であれば行って欲しい。」

もう周りは真っ暗になっていた、きっと学校に残っている人はたった数人だろう

「…全部、話すね」

1〜10まで全て包み隠さず伝えた、悲しみ、怒りで話しが途切れる事もあったが日野くんは急か

さず私のペースで聞いてくれた