「立花さん、これから暇?」
SHRが終わり荷物をまとめている日野くんに話しかけられて、びっくりする
お昼のように突き放せばもう近寄って来ないと考えていたからだ
「うん。暇、だけど…」
「じゃあ、行こ。」
私の手を手に取る日野くん
「どこに行くの?」
繋がれた手に戸惑いながらも連れて行かれるがままになる
「行ってからのお楽しみ。」
口に手を当ててシーっという仕草をする日野くん
学校を出て駅に向かっている
「ねぇ、あの子達いいの?」
校門で日野くんを待ち伏せていたらしき女の子達を指差す
「へーきへーき」
階段を駆け上がり電車に乗る
電車の中は夕方だからか人が多く、混んでいた
ガタン
電車が左右に大きく揺れバランスを崩す
「大丈夫?」
倒れこむ私の腕を日野くんが掴む
「ありがとう。」
力強く引っ張られ立たせてもらう
「降りるよ」
降りる駅はたくさんの人が行き交う人気な駅だった
「カラオケボックス…?」
建物の上に置かれた看板をじっくり見る
「そう。」
そそくさと中に入っていく日野くん
「あ、待って。」
急ぎ足で続いて入っていく
「歌いたいだけ歌っていいよ。」
マイクとタブレットを持ち何かを入力し始める
SHRが終わり荷物をまとめている日野くんに話しかけられて、びっくりする
お昼のように突き放せばもう近寄って来ないと考えていたからだ
「うん。暇、だけど…」
「じゃあ、行こ。」
私の手を手に取る日野くん
「どこに行くの?」
繋がれた手に戸惑いながらも連れて行かれるがままになる
「行ってからのお楽しみ。」
口に手を当ててシーっという仕草をする日野くん
学校を出て駅に向かっている
「ねぇ、あの子達いいの?」
校門で日野くんを待ち伏せていたらしき女の子達を指差す
「へーきへーき」
階段を駆け上がり電車に乗る
電車の中は夕方だからか人が多く、混んでいた
ガタン
電車が左右に大きく揺れバランスを崩す
「大丈夫?」
倒れこむ私の腕を日野くんが掴む
「ありがとう。」
力強く引っ張られ立たせてもらう
「降りるよ」
降りる駅はたくさんの人が行き交う人気な駅だった
「カラオケボックス…?」
建物の上に置かれた看板をじっくり見る
「そう。」
そそくさと中に入っていく日野くん
「あ、待って。」
急ぎ足で続いて入っていく
「歌いたいだけ歌っていいよ。」
マイクとタブレットを持ち何かを入力し始める

