「どうしたの?」
涙を拭きながら聞いてみる
「立花さんって自己紹介の時から無愛想であまり喋らないから、その…びっくりして…」
まだ驚きが隠せないようでボーっとしている
「私、昔嫌なことがあって…人と、関わらないようにしてたの」
スケッチブックと食べ終わったお弁当を片付けて、教室へ歩きだす
「じゃあ私、もう戻るね…ごめんね。」
作り笑いを日野くんに向ける
日野くんは質問ばかりあるようだった、でも何も聞いてこなかった
その少しの優しさが嬉しかった
教室に帰り、スケッチブックとお弁当をバックに片付けて屋上に行く
屋上にも人の気配はなかった、きっと昼休憩の後半に入ったためここにいた人達は屋内に入ったのだろう
屋上は中庭とは違い風が強かった、暖かい風が頬に当たる
この風なら私の昔の記憶がなかったことにできそうだった、でも何も変わらなくて辛いままだった
過去は変えられない、私はいつまでも戦っていかないといけない、逃れられない
涙が止まらない
…私はどうすればいいの、どうしたいの、誰か答えてよ…
涙を拭きながら聞いてみる
「立花さんって自己紹介の時から無愛想であまり喋らないから、その…びっくりして…」
まだ驚きが隠せないようでボーっとしている
「私、昔嫌なことがあって…人と、関わらないようにしてたの」
スケッチブックと食べ終わったお弁当を片付けて、教室へ歩きだす
「じゃあ私、もう戻るね…ごめんね。」
作り笑いを日野くんに向ける
日野くんは質問ばかりあるようだった、でも何も聞いてこなかった
その少しの優しさが嬉しかった
教室に帰り、スケッチブックとお弁当をバックに片付けて屋上に行く
屋上にも人の気配はなかった、きっと昼休憩の後半に入ったためここにいた人達は屋内に入ったのだろう
屋上は中庭とは違い風が強かった、暖かい風が頬に当たる
この風なら私の昔の記憶がなかったことにできそうだった、でも何も変わらなくて辛いままだった
過去は変えられない、私はいつまでも戦っていかないといけない、逃れられない
涙が止まらない
…私はどうすればいいの、どうしたいの、誰か答えてよ…