私を照らす唯一の光(仮)

ふわふわした雰囲気の彼女の名前は確か松岡凛さん

綺麗な茶髪のロング、そして周りに気を遣える彼女はきっとモテるんだろう

そう考えてしまうほど彼女は魅力的だった

「あ！もしかして私が分からないのかな、私は…」

「松岡凛さん…だよね」

松岡さんが自己紹介する前に確認する

「わ~！知っててくれたんだねっ」

両手をパンと合わせて喜んでいる

彼女の存在は前々から知っていた

彼女は目立つグループにいるわけでも発言を良くする方でもない

けれど彼女の存在はなぜか目立っていて知人の少ない私でも知っているちょっとした有名人だ

「じゃあこれからよろしくね！」

そう言ってルンルンで帰っていく松岡さん

「夏樹~！」

背後から元気で大きな声が近寄ってくるのが分かる

きっとこの声の主は陽太だろう

「凛をボーっと見てどうした…？」