「は? 意味わかんねえ事言うな。 何でもいいから行くぞ。」 そう言ってあたしの鞄を持ったまま近藤瑛人は教室を出ていった。 そしてあたしは、それを追う。 本当はね? 嬉しかったよ。 でもね? 素直にあなたの善意を受け止めれない、 受け止めたくないあたしがいるの。 男に、人に甘える人間にはなりたくない。 それがあたしのプライドだから。