「おい。」 いきなり近藤瑛人があたしに話しかけてきたので、あたしは伏せていた顔を少し右にずらし、近藤瑛人の顔をみた。 「…何。」 「お前朝ごはん食ってきた?」 は?朝ごはん? 「うん…。」 あたしがそれだけ言うと、ちょっと近藤瑛人の口元が緩んで、“そうか。”と呟いた。 その時、3時間目の終了のチャイムが鳴り響いた。 みんなは次の時間の用意を済ませて移動して行った。 次の時間…体育。 「体育とか萎える…。」 うなだれて言う近藤瑛人は煙草の箱をポケットに入れて立ち上がった。