君からくれたたくさんの希望を

わあ…こんなふうに笑うんだ。
ズキンっ
まただ。佑莉先輩の笑顔を見ると胸が痛くなる。
「そ、それじゃあ…」
早くここから逃げ出したい!
「あっ!待ってっ!」
私はその場から駆け出した。佑莉先輩の声は聞こえていた。
でも早くここから逃げ出したかったのだ。
自分と重ねてしまうから。
憎く見えちゃうから。

そうして授業が終わり、皆が帰る時間になった。
私が帰る準備をしていた時。

「あの、一緒に帰りませんか?」

どこかで可愛い声が振り込んできた。
「え?」
そこにはショートヘアで小柄な女の子がいた。
誰が見ても惚れるに違いないその子に、私は声をかけられた
「あ、名前言ってなかったね!私、小坂 花って言うの。」