「やめてっ…!痛いっ!」
「千春が死んだのは全部お前のせいだ!!」
圭介さんは母が亡くなった原因は私だと決めつけている。
「違っ…!きゃっ!」
反抗しようとした私を圭介さんは持ち上げ壁に投げつけた。
ドン!
「うっ…!」
身体中が悲鳴をあげ、私は座り込んでしまった。
圭介さんは満足したのか自分の部屋へ入っていった。

私は5分ぐらい経った後なんとかして学校へ向かった
「このアザ見えるかも…」
体中のアザはもちろん服で隠れるからいいんだけど、顔や首などにアザがあり、先生や生徒達に見られてしまう。
バレてしまえば面倒なことになってしまうから、私は学校に向かっている間有りもしない言い訳を考えていた。

ようやく学校の門が見えた。
私は、同じ制服を着ている人達の間を通り抜け教室へと入っていった。

「みんな綺麗だった…」
髪や顔、ボロボロな私とは正反対。
私は自分の席である窓際の一番後ろの席に座り、1人で呟いでいた。