「・・・刑事になろうと思ったのはどうして?」


『君と同じですよ。私も“ドキュメンタリー”が好きな子供でしたから。』


「!?・・綾瀬さんから聞いたのか・・。」


『ここまで来るのに数え切れない多くの人達の助けを借りてきました。

警察官となった後は、
平松刑事部長や奥村監察管理官を初め、

多くの皆様から温かいご配慮を頂いてきました。


君にとっては“どうでもいいヤマ”かもしれませんが、

“ネコ探し”も
“夫婦ゲンカの仲裁”も
“ペーパードライバーの保護”も。

私にとっては大切な“ご恩返し”です。

・・まぁ実際に対応してくれたのは綾瀬さんですけどね。』


「なるほどな・・・。」