“ガチャリ”
「いやぁ~お待たせしました!」
少し時間を置いて、頭頂部が寂しい恰幅の良い男性が現れる。
「神田警察署 副署長の真中です。」
「捜査1課・・・・!?じゃなくて・・
捜査6・・・じゃないじゃない・・
え~っと・・。」
「・・???」
「本庁から来ました、神野です。」
長年染みついた“捜査1課”のワードが抜けるまで、今しばらく時間がかかりそうだ・・。
「この度はうちの馬鹿共の尻ぬぐいを引き受けて頂きありがとうございます。」
「早速ですが当時村上を確保した鉄警の人から事情聴取したいのですが・・。」
「はい、現場責任者を呼び出しておりますのでもう少々お待ち下さい。」