ときどきね。
夢を見るの。
まだ貴方が生きていて。
仲間もいて、楽しかった頃の夢。
幸せで幸せで、たまらないはずなのに。
積もるものはどこか暗い闇。
貴方も仲間もいない現実。
そして、あの日の夢。
あたしは全てを裏切って。
全てを捨てた。
これでよかったのかなと、今でも不安になる時がある。
夜、眠れずに起きていてしまう日がある。
脳裏に浮かぶのは優しい笑顔。
ごめんね、蓮。
あたしは未だに貴方に謝ることしかできない。
こんな日が終わるといいのに。
多分一生終わらない。
それだけは、分かっていることだ。