蒼の花と荒れる野獣Ⅱ



無理矢理ブラウスを剥ぎ取って、あたしの上半身生まれた時と同じ格好にして。


「なに、するの」


恐怖心がないなんてことは絶対にない。


それでも表情には決して出さないのは、その途端に貴方がなにをするかあたしは想像できるから。


[他の男にそのカラダ、見せてないよね?]


あたしよりも4つも歳上で。


出会ったあの日は、誰よりも親切で優しかったその人は。


「なんで、そんなことを聞くの」


[決まってるだろ]


知らない、知らない。



こんな人じゃなかった。





[和佳菜が俺のものだって確認するためだよ]






ああ、あたし。




きっとこの人から一生逃げられない____………。












「見せてないわよ」


嘘でも見せた、なんて囁いたなら。


あたしはきっと生きていけない。


明日の予定を全部キャンセルして、あたしに捧げるんだろう。


自惚れてなんかいないけれど。



一度そういうことがあったから、もう2度目の可能性なんていくらだってある。



だけどあたしはあたしを守るから。



誰かに信じられて、守られて生きるなんてもうやめるの。




あたしはあたしの信じたい人を信じて、生きていく。