君と見た夕日は10年後に

俯いていた夏美が俺の方をみて



『司くん。ありがとう。ずっと助けてくれてたのに今までちゃんとお礼も言えなくて。いつも私の事守ってくれて迷惑たくさんかけて
ごめんなさい』



初めて夏美と目が合った日かもしれない。



俯いてばかりの夏美が前を向いて俺と話してる



『迷惑なんかじゃねーよ。俺が好きでやってんだ
なんだよ最後みたいにどうせ中学も一緒だろ?

新しいやつらも増えるし大丈夫だろ。なんかあったらまた、俺がお前を守ってやるから』



夏美はただ静かに笑った。


今思えばあれささよならの言葉だったのかもしれない。