「ん?莉子先輩?」
遥の後ろには隼人くんもいた。
見知った顔にホッとする。
「お疲れ様です!莉子先輩!」
「おい隼人、声でかい。今、先輩の名前呼ぶな。」
「えっ?お、おう。……あ、お前、そのタオルさっき風呂から上がったときに使ってたやつだろ!」
何で先輩の頭に乗せてんの!と言っている隼人くん
その言葉で未だに頭に乗っている少し濡れたタオルが遥が使ったものだと知る。
「うるさいお前。…先輩、そのタオルやるんで部屋までそのまま被って帰ってください。」
「いや、私より七瀬くんの方が濡れてるから…。」
おそらくドライヤーもしていない姿なのに、ものすごく色気を感じるのは、きっと遥だからだろうな。
濡れた髪が目にかかっている。



