「七瀬くんがバスケしてるの初めて見るかも。」
遠くのベンチに座って見ている私たち
結衣が感心するように呟く。
「中学の時は割とすぐ転校しちゃったからね。私も久しぶりに見たけど、上手いよね。昔から上手かったけど、格段に上がってたし…。」
中学で結構頑張ったんだろうなっていうのが伝わる。
「へぇー。じゃあ本当の試合になったらもっとすごいわけだ。」
私の方を見て微笑む結衣にうなづき、遠くにいる遥を眺める。
「私、遥がこの高校に来てくれて嬉しい。また遥のバスケを、一緒にはできないけど、近くで応援できるから。」



