「でさ、莉子は七瀬くんと話したの?」
「話してないよ。行き帰りだって時間違うし、部活も話すことないもん。」
家が隣同士でも、関わろうと思わなければ関われない。
「ふーん。…まぁ、これからかな。」
「何が?」
「ん?何もないよー。それよりさ、莉子の好きなタイプってどんなの?」
ひじを私の机につき、首をかしげる結衣は本当に美人。
「結衣が1番好き。」
「何言ってんの!そんなことは知ってるから。」
否定しない結衣が嬉しい。
もう本当に結衣には助けられて来たから…
2人でくだらない事で笑いあえる時間が1番幸せ。



