年下幼なじみにずっと愛されてました




「稜先輩大丈夫ですか!?」



稜先輩はコートの隅で飛鳥先輩とさくちゃんに囲まれていた。




「大丈夫、大丈夫!そんな怖い顔すると可愛い顔が台無しだよ?莉子ちゃん。」





「そうそう。心配しなくていいよ。稜の不注意でこうなったんだから。」




そうやって軽く振る舞う稜先輩と飛鳥先輩の側に行くと稜先輩の足首はかなり腫れていた。




「腫れてるじゃないですか!結構ですよ!?さくちゃん!」



「そうだな。捻挫だとは思うけど、念のため明日病院行けよ。」