年下幼なじみにずっと愛されてました




「私の知らないことばかりだよなー…」



中学の頃、遥が転校したってことも友達から聞いたし。




もう昔のようには戻れないんだろうな。



部室内に散らばるテーピングなどのゴミを集めていると、

「ひょー…なんだっけ!?ってうわ!!白石先輩!?何してんすか?」




「わっ!!びっくりした…沖田(おきた)くんか。どうしたの?あ…七瀬くんも…。」




振り返るとそこには遥とよく一緒にいる沖田隼人(はやと)くんと遥がいた。





「あ!えっと!白石先輩も来てください!稜先輩が足捻ったんすよ!!」



「え!?稜先輩が!?」