急に口を閉ざし、ふぅっと深呼吸してる。
「あぶなっ…、言いかけた。」
「まじ、それだけはやめてください。」
交代なのか今度は遥が4人と面と向かって話し出す。
「誰だか知らないっすけど、これからも俺の幼なじみに手出すんなら覚悟しろよ。今回の件も本当はあんたらを殴りたいぐらいだけど、莉子はそんなこと絶対望まないから。…今後一切、莉子とバスケ部に近づくな。」
涙ぐみながら体育館を出て行く4人を眺め、しんっとした体育館に大きな声が響いた。
「……えっ!?幼なじみ!?」
「っそう言ったよな!?空耳じゃないよな!」
「莉子って言ってたぞ七瀬」
ざわつく部員たちの視線が私と遥を交互に行き交う。
「幼なじみかー!いつからの?」
「あ、えっと……。」
飛鳥先輩がキラキラした目で見ている。
遥に伺う視線を投げかけると大丈夫だというような優しい顔をしていた。
「実は、…家が、隣同士で……。」
そう言うと、部員たちのどよめきが重なり合い、体育館が揺れたと感じた。
本当なのかと遥に詰め寄っている部員たち
…そこまで言わなくて良かったのかな…。
もみくちゃにされてるのを見ると、家のことは言わない方が良かったのかもしれない。



