年下幼なじみにずっと愛されてました




そこには何故か結衣がいて、遥もいた。



「何、この子」

「白石莉子の親友の椎名ですけど。」

「誰よ。部外者は帰りなさい!」

「嫌です。私は今からあんた達をあんた達の大好きなイケメンの前で売るんですから。」



結衣が見たこともないくらい怒ってる…。
それに売る、って…?



「はあ?何言ってんの?」

「はい、静かにしてください。」


結衣が携帯を触って何かを流した。



『あ!ここだ!』『どこに捨てる?』『こないだは優しめにしたからー。』『切っちゃう?』

キャハハと楽し気な笑い声が体育館に響く。


「な、何よそれ!」

「うるさいです。」


『ねぇ!ここじゃない!?』『わー!ちょっ、匂い嗅がせて!』『私の髪の毛入れようかな!』『さすがにキモッ!』

「気持ち悪いですよねー。ほら見てください。」

携帯を部員たちに見えるように見せてる結衣

「俺の鞄嗅がれてたんですか!?」

「んー、たぶん七瀬くんかな?ごめんね。」


この状況とは不釣り合いな綺麗な笑顔の結衣に部員たちが目を奪われてる。



「これ盗撮じゃない!」

「しかも勝手にバスケ部の部室に入ってるし!」


「盗撮については謝りますけど、厳密には部室に入ってませんし、入ってるのは先輩たちですけど?」