年下幼なじみにずっと愛されてました






「ねぇ、莉子聞いてる?」

「えっ、あ、ごめん。なに?」

「…なんか最近変だけど?」

「そんなことないよ。ちょっと夜更かしが多いからかな。」


あははと笑ってごまかす私に納得してない顔の結衣



あの日以降、他のファンクラブの人からも敵視されてるような気がする。

確かあの人たちは3年生だったと思う。
でも、2年の教室しかないところで誰かに足をかけられたり、体を押されたり…。


なんとか怪我せずにすんでるけど、そういうことがあった日の夜には、ベッドに入るとあの時のことかフラッシュバックして寝付けないでいた。



落ち着かない日々を過ごしていることは側から見ても分かるみたいで…。


「大丈夫か?最近変だぞ。」

さくちゃんに心配された。
じっと見てる視線から逃げる様に何も言わず俯く。


「白石は入学してからすぐ俺んとこ来たよなー。使えなさそー。とか思ってたけど、マネージャー超えてコーチかと思ったな。」

「1人1人分析してるし、怪我人には完璧な処置してるし。……何でプレイヤーじゃねぇの?とか思ったけど。」


とんっと無遠慮に頭を軽く叩かれる。

「俺は信頼してるぞ。マネージャーの仕事完璧な上にプレイヤー目線でも力になれるマネージャーなんていないからな。」

「……ありがとうございます。」

「それに部員全員白石のこと頼ってるはずだ。…まあ、下心はあるかもしれねぇけど。」

「ないですよ。」


すぐ言い返した私を見て、薄く笑ったさくちゃんは私の耳元で囁いた。


「俺が生徒だったら、お前のこと狙ってたかもな。」



「なっ!?」

「産まれるの10年早かったなー。」


そう言うと、私の肩を叩いて行ってしまった。