年下幼なじみにずっと愛されてました






その傷跡を遥がそっとなぞった。

ビクッとした私なんか気にせず、黙ったまま何度もなぞる。




「……莉子、何かあった?」

突然の問いかけに何か?となって、無意識に首を横に振っていた。


今はファンクラブのことなんかすっかり頭から抜けていた。



「できたよ。バスケはできると思うけど、無理しちゃダメだから。」

「そのまま返すよ。莉子、最近無理してる。」


テーピングした手で私の頭を撫でる遥

「莉子は良いマネージャーだよ。気が利くし、テーピングだって巻ける。……またバスケに関わってくれてる。」



「いつかまた一緒にバスケやろうな。」


遥からまた一緒にバスケやろうなんて言ってもらえたことが嬉しい。


「うん。」






「ちょっと、あのマネージャー頭撫でられてる!」

「遥くん!!やめてぇぇ!」

「やだぁ!!」



「あの女、懲りないわね。」

「図太い女!」

「確か色々隠したやつも結局はノーダメだったよね?」

「直接罰を受けたいってことか〜。」





そんな外の声は中に届くはずもない。