お昼休みに結衣と売店に来て、先に買えた私は人混みから少し離れたところで結衣を待っていた。
そしたら女子が4人私に近づいて来て、急に囲まれた。
雰囲気的に3年生ぽくて、「あの…?」と恐る恐る尋ねると真ん中にいた巻き髪の人が笑った。
「練習の邪魔はしない。これが第一なの。」
「……え?」
「マネージャーの仕事もせず、見惚れてるのは練習を妨害しているのと同じことだと思うの。」
…何を言われてるのか理解できないのに、伝わってしまう。
固まる私に、「ファンクラブ以下の女がマネージャーなんて務まるの?」と言った。
「私は…っ!」
「ずっと見張ってるからね。」
ぞわっと背中が震える私を見て満足したのか、人混みに消えていった。
……仕事をしないのは、妨害と同じ。
その言葉が刺さって抜けなくなった。
「莉子ー?どうした?何か最近力入ってるけど。」
「そうですか?いつも通りですよ!」
激しい試合が行われてるのを背にステージを磨いてる私
汚れが気になるからとポイントつけるのを飛鳥先輩に頼んでいた。
そんな私を不思議に思ったんだろう。
ポイントは部員がやっていて、ステージの隅にいる私のところに飛鳥先輩は来てくれていた。



