年下幼なじみにずっと愛されてました





「莉子ー?早く行くよー。」

「待ってー!」



目当ての教科書が見当たらない。
机とロッカーを確認するけど…、と目に止まったのは掃除用具が入ってるロッカー

入ってる訳ないと思いつつ開けてみる。


中を見た時、嫌な記憶が蘇ってきた。

どくん。と重い音を立てて中にあった教科書を拾って裏を見れば、白石莉子と私の字で書かれている。



「莉子?」

こんなとこを開けた私をどうしたのかという表情で見た結衣が教科書に気づく。


「そこにあったの?」

「んー、自分のロッカーと間違えたのかなー?」


重いトーンの結衣に対して明るく返してしまう。
いやでも、本当に私が気づかずにここに入れた可能性だってなくはない。


私をじっと見つめる結衣に苦笑いを返して「早く行こ。」と言った。





それから、度々持ち物がどこかへいくことが増えた。

でもすぐに見つけられるため、特に何もせず、ただ収まるのを待っていたんだけど…。







この状況はまずい。