年下幼なじみにずっと愛されてました




ボールの音とバッシュの音
そして…、

「「「きゃぁぁああ!!」」」



日常に帰ってきたと感じるこの空間

同じ学校の生徒にファンがいるって絶対嬉しいだろうなと思うし、部員みんなの士気も上がる。


楽しそうだもんな…と思いながら自然と目が追ってしまっている。



あの泊まり以降いつも目が遥を見つけてる。
…なんか、見つけちゃう。みたいな感じ?

自分でもよく分からないぐらい遥を見つけてしまう。人がいっぱいいるところでも遠くに見つけてしまうし、何も考えてないのに遥がぴたっと視界に入っている。


どうしたんだろうと思いつつ、意識してしまってるのも事実。

今も良い顔でバスケしてる遥の汗が輝いて見えるくらいになってる。


「どうしたものか…。」

「ん?」

「わっ!飛鳥先輩!」

「どうした?最近ぼーっとしてないかー?」

「すみません!」

「全然良いんだけどね。莉子、補充お願いして良い?」

「はい!」


かっさらうように準備して走って外に出る。
悪いことをしてバレたような気持ちだった。



「恋する乙女は可愛いな。」

莉子も気づいていない自分の気持ち
普段はテキパキ働く子が、手を止めて1人を目で追ってる姿は微笑ましい。



「なんで付き合わないかなー?」

眩しいくらいに絵になる2人
接点も前からありそうなのに2人が仲良く話してる姿を見たのはあの時だけ。

それ以外は部員とマネージャーの域


プレーを終えた遥が汗を拭いながら外を気にかけてる。

それをこっち見てると勘違いした女子たちが今日1の歓声をあげる。