「ここにいるけどな。」
濡れた髪をかき上げた遥が呆れたようにリビングにやって来た。
「莉子ちゃん!これ持って行ってー!」
それからはふみさんの美味しそうな料理がテーブルを埋め尽くした。
唐揚げの量もすごくて、野菜もたくさん
それとなく聞いてみたら遥のためだと言っていた。
『成長期の食欲ってすごいのよ〜!』とふみさんが言っていたのが目の前で繰り広げられ、思わず遥に『私のもいる?』と言っていた。
美味しい夕飯も食べて、食器洗いを終えた私は遥の部屋にいた。
その辺で寝させる訳にはいかない!と背中を押されながら遥の部屋に入れられ、遥にはベッドで寝て良いと言われている。
「遥のベッドなんだから。私床でも全然大丈夫。」
「良いって。莉子疲れただろ?」
「遥の方が何倍も疲れてるよ!」
床に布団を敷いてくれてる遥を手伝いながら、何とか私が床で寝ようと言ってるのに遥は折れてくれない。
私と遥の疲れ具合なんて比べるほどでもないのに。確かに疲れたけど、ずっと動いてた遥がゆっくり体を休めるべきだ。



