年下幼なじみにずっと愛されてました





「ああ…、莉子ちゃんがうちにいるなんて……。もっと良いケーキ買ってくれば良かった…。」

「良いケーキ買ってこなかったの?」

「ふみ、ケーキ買って来てとしか言わなかったから。小さめのやつ6個しか買ってない。」



しゅんとしてる慎二さん
ちらっと慎二さんが置いたケーキの箱を見れば、有名店のケーキ屋さんだと分かる。

私が来たからケーキ買って来てという会話がされてただけでもありがたいのに…、申し訳ないよ…。



「じゃあ、今度は大きいのでね?」

「そうだな。ちゃんと莉子ちゃんが来るからって言ってくれよ。」


ふみさんとの会話が終わると冷蔵庫にケーキを入れた慎二さんが再び私の前に立って優しく笑う。



「綺麗になったね。莉子ちゃん」

「いいえ…、綺麗だなんて。」

「昔から美人な子だと思ってたんだ。それに優しいし気がきく子」

「ありがとうございます…。」


慎二さんと会うのは、遥が転校してからは初めて
面と向かってこんなに褒められると恥ずかしい。



「莉子ちゃんにそんなこと言ってー。遥に怒られるよ?」

「あ、それだけは面倒。」