できすぎる上司♂と不器用すぎる部下♀

今日こそ間に合わないかも!必死で走る。息切れを通り越して肺が痛い。年を取るってこういうことなのねーと思いながらホームを駆け降りる。少し足がもつれながらもなんとか電車に飛び込んだ。

ほっとした途端むせるのも日常茶飯事。

パラパラとしか乗っていない電車で手すりにもたれ掛かりながら考えるのはやはり司のことだった。

仕事をしていてもなにをしていても司を考えてしまうのはやっぱり私…すきなんだ。

桃は深いため息をつく。