佳子は自分の口からは言えないと思った。
司も悩んでるんだ…。

「そんな時はいっぱい食べよ!あんた全然食べてないじゃない。」
「う~ん。食欲ない。」
佳子が話を変えようと桃の食事をみるとサラダを少しつついた程度だった。
「なんか顔色も悪いし。生理?」
「うんん。違う。…ん?」
桃はふと携帯のカレンダーを見た。

そんな桃の表情が焦りだす。

「来てないの?え?いつから?」
「……。2週間ちょっとくらい?」
「あんた生理不順じゃないじゃん。え?」
「違うよきっと。」
桃は佳子に笑って見せる。

それでも内心どきどきしていた。