なんとか授業も間に合って、今はもう放課後。
「じゃあ、私部活行ってくるね!」
「うん!行ってらっしゃい!」
理沙ちゃんはバレー部なんだよ。かっこいいでしょ!ちなみに私は書道部。部員は…私1人しかいないんだ…。
「私も部活行こう!」

ガチャ
それにしても誰もいないなぁー
「まぁ、部員1人だし当たり前か」

ガチャ
「書道部に入りたいんですけど」
「え!入ってくれるの?!」
「はい」
「やったー!お名前は?」
「佐々木 湊です」
「佐々木くん!よろしくね!」
「はい」
嬉しいなぁー。
そういえば、朝ぶつかった子に似てるような…。
「先輩こそ名前なんですか?」
「私?私は水代 夢叶だよ!」
「水代先輩、朝俺とぶつかりましたよね?」
やっぱりそうだったんだ!
「うん。ほんとにごめんね」
「うーん、やっぱり何かお詫びをしてほしいですねー」
何故か佐々木くんはニヤニヤしている。
「え!」
まぁ、私が悪いし、仕方ないよね。
「わかった。何がいい?」
チュッ。
なんか今、唇が触れたような…
「…ッ!」
「フッ…今回はこれでいいです。先輩、真っ赤になって可愛いですね。ごちそうさまです。」
またニヤニヤしてる。
「なっ!」
「これから覚悟してくださいね。せーんぱい。」
これから私どうなるの…?