今度は兎田と三日月の言い合いになる。

有明は半目でそれを見ていた。

「そもそもなー、玉川さんが有明さんに相談したから彼女が乗り込んできたんだろ? 相談したってことは、お前はまだ信頼されてねーのよ」

「でも行くって言ってくれたもん」

「可愛こぶるな。有明さんにデートを台無しにされるのと、四人でとはいえちゃんと出かけられるのと、秤にかけろ」

黙り込んだ兎田を放置し、次に有明に向き直る。

「四人なら、朔も有明さんの目が光ってる中での行動になるだろ。玉川さんが映画観るのの邪魔にもならんし。それで手打ちにしてくれないか」

「でも、それって三日月くんに一番負担がかかるような……」

思わず望は口を挟んだ。