「はい。お風呂の用意が出来ました…」
「お?サンキュー!!タオルどこだよ?」
「もう用意してあります。」
「サンキュー♪」
暗闇を軽い足取りで風呂場へと消えて行く様子を見送った
「どんちゃん…私の一人暮らしが…」
部屋に戻りベッドに置いてある黒猫のぬいぐるみを胸に抱く
変な話、唯一の話相手
暗闇では同化する為か綺麗な黒猫のぬいぐるみに見える
しかし明るい所では年季が入っているのが良くわかるくらいボロボロのぬいぐるみだった
「何であの男に奴隷みたく扱われなくちゃならないんだろう…。私のサンクチュアリが…」

