Honey Drop




「そうだよ。何で覚えてるんだよ。俺記憶にねぇのに」




唯一、友達が多いと言えた幼少期
日光の下で遊ぶのが好きで


近所の男の子と毎日泥だらけになりながら遊んだ記憶…





だから”どこかで会った”気がしていたのか…





「なぁ、悪りぃんだけど明かり付けてくんね?」




「ろ…蝋燭なら…」





「蝋燭?電気つけろよ!!!」



「電気は困ります…」




「変な奴!!蝋燭で良いから早くつけろよ」






命令された通り手早く蝋燭を手にとり火をともす






闇に浮かぶ炎の明かりで…


とても綺麗な顔が目に入った