さっきの確信はどこへ行ったのやら…
小さな深呼吸をして精一杯の声を出す
「電気消してください!!!」
「何だよ。ちゃんと日本語喋れるんじゃねぇかよ。でも何で電気消さなくちゃならねぇんだよ」
勇気を出して声を出したのに…
また小さな深呼吸をし声を絞り出す
「明るいのが苦手なんです。お願いだから消してください」
視界に黒いタンクトップが入らなくなるまで下を向き、
握り締めていた手も次第に力が入らなくなるのが解った
「変なヤツ!!」
再び足音が聞こえると視界が闇へと変化していったのが解った
「ありがとう…」
そういって俯いていた顔を上げる

