ねえ、明日自転車貸してよ。

お気に入りのアーティストの曲で私は目が覚めた。ベッドから降りてアラームを止める。
そうだ。今日は小麦先輩と、そして私の心の悩みの種となっている佑馬とサークル前にパンケーキを食べに行く約束をしていた。

ぐーっと背伸びをして、クローゼットを開ける。

(佑馬はどんな服の女の人がタイプなんだろう…)


ふと我に返った。どうした、一体なぜそんな事を考えてしまったのだろう。自分が怖くなった。佑馬からどう思われようが関係ないのに。

これじゃあまるで私が佑馬を好きみたいじゃないか。ブンブンと首を振り、足早に支度をし私はアパートを出た。