アナタを一生、アイシテル。

次の日。

またウキウキして学校へ行くと、
知香がまた近寄ってきた。

「また機嫌いいね、いい事あった?」

「うん、とっても!」

彼はきっと気づくはず。
だって、私はずーっと、玄関ホールを
見ていたんだから。


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その日の放課後、私は玄関ホールへ
行ってみた。

「薔薇の木」は跡形もなく消え去っていた。