アナタを一生、アイシテル。

私の手には、小さなリモコン。
あの蜘蛛は、私の操るおもちゃだ。

そんなこと、知りもしない城見は
その場に固まる。

「いや、、、」

そう、彼女は大の虫嫌いなのだ。
そのまま蜘蛛をそろそろと
城見に近づいていかせる。

ここから見ても分かるくらい、
城見の体は震えていた。

フフフ、と私は笑って、さらに蜘蛛を
城見に近づける。

城見の震える足が、後ろにさがる。